みなさん、こんばんは。今日はどのような1日でしたでしょうか。
私は多次元トータルセラピー続きの日でした。
このセッションでは、気がつくと、根源的とも言えるほど
とても奥の深い内面世界を共に話し合っていくことになるのですが、
どなたのお話も私にとっては、とても胸に沁みるものであります。
隠された心の闇の扉をそろりと一緒に開ける時に
ご本人自身も驚くような真実がつまびらかになります。
特に今日、しみじみと考えさせられたのは
「他人とどのように関わったらいいかがわからない」というお話でした。
確かに、そういう自然エネルギーの配置の方なのですよ、その方は。
それを「いや、そんなことはない、あなたにはできる、私信じてる!」など、
むやみに言えるものではありません。
その方は、ご自身の不可思議さに自らが傷ついているからです。
実際、その方の自然エネルギーを点検するなら
「現実的な力量」が宿命として与えられていません。
その代わり「精神的なエネルギーを
ビュンビュン回している時だけ、自己がまとまる」
という特質を豊かに授かっており、
自然の神はそこを最も応援してくれるわけですから、
私はタオセラピーの視点からそこを伸ばすようにと、応援します。
さらに「他人のことが気にならないように、気にしなくてもいいように」、
どうやって自我の枠を守るのか?
そうしながらもちゃんと世間を渡ることができる、
オンリー1のライフスタイルとは何か?
一緒にその人の等身大の胸の内に寄り添いながら追求します。
人というのは見た目ではわかりません。
その方も、一見社交的に見える方です。
しかし、人の苦しみは計り知れません。
隠しているものの、悲しみは、時に人から感情や言葉を奪いとります。
抑圧、抑制という、フロイト的防衛機制によって、
身を守ろうとするからなのですが、
それがために本人の思惑とは別に、人間関係の齟齬を生じさせる結果にもなります。
悲しいときは、悲しい。苦しい時は苦しい、怖い時は怖い。
言葉にして伝えなければ、真実が相手に伝わりません。
周囲は自分の世界観の投影で、その人を投影して判断するばかりです。
しかし、今ここで自分が何を感じているか、蓋をされている方というのは
非常に多く、何を人に伝えたらいいのかもわからず、
関係が混沌としたままでいることは、多々あります。
中には感情をどのように掴み取り、感情をどのように伝えれば、
人間関係が成立するのかを、家族関係の中で補い合える
環境要因に恵まれなかったとも言えますし、
いやもっと深いタオセラピーの視点からすると、
それがその人の生きることの学びであり課題であり、
どのような家族の元に生まれても、
似たような問題に直面化し、やがては乗り越えていくであろうと考えるのです。
その時、この世で自分のエネルギーを最大に活かす上で
重要な、鍵とも言える「心の器」をしっかりと磨くことができていると、
生きることはグンと楽になります。
「心の器」とは、ありのままの感情を肯定できる心とも言えます。
ですが、人は悲しみや苦しみや痛み、憎悪、嫉妬、怒りなどを
一人では上手に受け止められず、持て余しがちです。
けれども、感情の陰陽、あるままを、自然な自分、生まれた時から授かった
自然の不可思議さのままに、理解し受容することができると、
「そんな自分はおかしい?」と葛藤しなくて済むようになります
「これが私かー、しょうがないなー、そんなに怒ってたかー」という具合に。
そして、それら蓋をした感情にも指向性が存在し、
その方向性にエネルギーを流すことを許すことができるようになると、
生きやすくなります。
「私とは、こういうものです!」
確かな自我に支えられて、自分らしさが求める方向に道を拓いていくことができるとき、
その方は、魂の次元を高めて、役割としてのペルソナを持って、
社会との関わりを深めることができるようになります。
私は、セラピストでありカウンセラーという職業柄、
どのようにして人のありのままを受容するのか、
その複雑な心のひだに絡んだ何かを解きほぐし肯定するための
技術と感性を磨き続けるものですが、
大切な誰かを失う前に守ってあげるための手立てとしても
一般の方にも伝えたい、人の複雑な心をカバーするための
言葉の技術とセンスについてーーー
そんな想いを強めた一日なのでした。
日々、勉強、日々、精進。
皆様の豊かさを願いながら。ああ、頑張ろう!!
私も自分の本当の気持ちと愛のありかを掴み取る
感受性を回復させるのに苦労したクチなので。。。。
今日はこの辺で、おやすみなさい。
いい夢を見ますように。
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