古代東洋思想の自然界の法則では
話すこととは
「表現する」行為にカテゴライズされます。
(下図参照ください)
1と2は、精神の活動です。
1「話す、伝える、表現する」から始まって
2「習得する、知る、学ぶ」に至るのが
精神の発達プロセスになります。
一方、古代東洋思想では
精神に対して、肉体と現実(時間ある世界)があると定義しているのですが
現実(肉体・時間)の流れは
上の図の「A→B→C」の順に展開されます。
A「マイペースを大事に、自分を/相手を守る。集団を守る」。
これは<対社会、対外的な>活動であり、現実の始まりです。
B「引力、魅力、愛、与える」。
これは<今ここ>の歩みそのものです。NOW、この瞬間のありようです。
C「自分の心や協力者と闘う」。
これは<内部的、内輪的、家の中的、プライベート的>です。
現実の結末、終着地、結果の姿になります。
特に「B」の「愛」(自分の存在に対する充足も、他者との関係における豊さも)は、
話す行為の後に引き寄せることができると
定義されています。
「1」から上向の「2」に向かう途上でもありますが
「1」は「B」に続く、矢印を通過します。
つまり
「愛」や「信用」が欲しければ
「話す」「伝える」「表現する」ことが不可欠なのです。
「信用」からは、金銭授受が発生しますから
経済社会を生きている私たちにとっては
とても重要なプロセスであることがわかります。
*愛とは?
本人の魅力が溢れた状態であり、人やものやお金や信用を引き寄せる力を持っています。
「表現する」ことは、
今ここにおいて、生きる力を発揮した姿を
獲得するための、スタート地点です。
大切な誰かの胸に響き、人を動かす力のある言葉を展開することができるようになるには、
まずはご自身の胸の内が整理されていることが条件です。
そのありのままに素直になることができていることがポイントです。
本心で「何を欲しているのか、求めているのか、どうしたいのか」を掴み取ることができていることを意味します。
けれども、人間にはフロイト用語でいう「防衛機能」が精神の機能としてあります。
ありのままは、知らぬ間に、抑圧・抑制されることも多々です。
このため本心を、
「表現する」ことができないまま、「愛はどこにあるのか」と彷徨うことになるわけです。
そこで、提案したいのは、脈略なしでまったくいいので
とにかく「話す」(アウトプットする)ことです。
・【意識的に】こんがらがった気持ちを整理する心理の専門家と「話す」ことで、
心のスペースができます。ゆとりが出るので、視界が開けます。「スッキリ」します。
・【無意識的に】思いのたけを引き出す専門家との対話は、
「話をする」だけで隠された本心が自然に浮かびます。
「そんなことは無理だ、できない、不可能だ」と思い込んでいた心の扉も開け放たれ
「本当に腹の底から求めている世界(未来)」を見つけることができる時、
未来を現実に手繰り寄せることができます。落ち着いて、心がふっとやわらかくなります。
上記の作業から、自己認識(セルフイメージ)が変わります。
現実で選択する行動も変わります。
自然とその人らしい
「あるべき姿・本質的姿・愛を感じられる世界」に
ステップアップするベースが整います。
「話すこと」が重要である理由は
もう一つあります。
自然界の法則では
(他者への伝達に限らず、)
エネルギーの循環経路の1ステップとして
「伝達・表現」本能があるからです。
自然界の法則では
エネルギーの停滞が、運を下げると捉えています。
心身の健康不健康にも関与するのです。
現代医学、現代美容の世界でも
「新陳代謝」が重要であるということは
聞いたことがあるのではないでしょうか?
あなたに今沸き上がる思いを
「新陳代謝」させることが
心身の健康を保ち、運を上げるのです。
専門家の対話は、友達同士や恋人同士の対話とは大きく違います。
専門家は、話し手の世界観を守り、
寄り添い、尊重するための技術を駆使します。
鏡にご自身の姿を写し出すのと同じです。
お友達同士や恋人同士、心理の世界観を訓練されていない方は、
聞き手側の世界観を、話し手の世界観に介入させて、受け答えてしまうのです。
これにより話し手は、自分らしい思いを解放することが無意識にしづらくなります。
どうしたらいいかがわからなくなる理由の一つです。
知らぬ間に、知人同士の間で自分らしさが傷つき見失われるわけです。
また、心の働きとしてバランスが取れている状態とは
「理性・知性」
「感情・感覚」
のどちらもが機能していることをいいます。
しかし、何かの因果で、このどちらかが機能しにくくなることがあります。
その時に、人は「生きづらさ」を覚えやすくなります。
この問題についても
「内面に漠然とあるものや体験を話していく」ことで
双方の機能が、バランスよく整いやすくなり
「生きやすさ」を回復することができるようになります。
今はまだ何を話したらいいのかがわからなくて構いません。
カウンセリングを通じて、当サロンのカウンセラーが
あなたの心のプロセスに添いながら
あるがままを話しやすいようにサポートします。
(質問や、共感受容を受け取る中で自然と出てもきますし
テーマにがある場合は、そのテーマに則した心理ワークの提案を差し上げますので
一緒に取り組む中で、自然と喉につかえていたことがポンと出てきます)
あなたのこんがらがった知恵の輪を解いて
心軽やかな未来をまごころから応援します。
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