自分でコントロールできることと
そうではないことを分別しましょう
生きていると、私たち自身には、
どうすることもできないことに、いくつも遭遇します。
このことに自覚的になることにより、
ストレスや不安は緩和されます。
状況も大きく変えてくれるでしょう。
以下が、制御できないものの例です。
1. 他人の考えや感情
相手に特定の感情を持ってもらいたいと
どれだけ願っても、最終的には。相手次第です。
たとえば、誰かにあなたを好きになってもらったり
あなたの意見に同意してもらったりすることを
強制することはできません。
あなたの気持ちを伝えたり
あなたに捉えられている
相手の姿を映し返してあげることはできますが。
2. 過去。
「もう一度、過去に戻って、
もっと違う言動を
とっていればよかった」と
願うこともあるかもしれませんね。
ですが、過去は確定してしまいました。
すでに起きたことは変えられません。
できることがあるとすれば、
過去から学んで
そこで得た知識や知恵を使って
この先にもっと良い選択をすることです。
3. 他人の過去の経験やトラウマ
トラウマや過去の困難な経験を抱える人をサポートしたり
その「ありのまま」を認めることはできます。
しかし、それらの経験から影響を受けたことまでは
コントロールできません。
誰もが独自の方法でトラウマを処理して、対処します。
その人がもしも望むのであれば
それを回復させる道をサポートすることはできても
トラウマを無かったことにすることはできません。
そこで得たことから
独自のアイデンティティが形成されます。
過去の経験やトラウマの影響下により
その人の言動もあるわけです。
これらを丸ごと受け止めてあげることができると
他人との関係はより良いものになります。
4. 他人の行為や態度。
他の人がどのように行動するか、
どのように行動するかを
コントロールすることはできません。
その行動の一部は「3」の
「過去の経験やトラウマ」にも
左右されています。
あなたにできることは
その言動を観察し
「受け入れることができるかどうか」
を判断することーーー。
プラス
「あなたって◉◉をするんだね」と
ありのままを映し返すことです。
「あなたってどうして◉◉なの?」
と、主観で<ジャッジ>をするのではなく
あなたが主観で「どのように感じたか」を
伝えることです。
「あなたの行為は、私には◉◉に感じる」と
あなたの世界観を伝えることが
最大にできることです。
このプロセスを
シンプルに重ねるなかから
人とのご縁は紡がれます。
結局ーーー
コントロール外(過去と他人は)は
手放して。
あなた自身は、あなたにできること
(コントロールできること)に
集中することーーー。
これが、快適さを取り戻すための
ベストです。
話し合いも交渉も大切ですが
相手をコントロールできません。
あなたにできることは
「自分の意見」
「自分の感想」
「自分の願望」
「自分の譲歩案」
「自分の主張にある高次の目的
(なぜソレを欲するのか、ソレを現実に行うと、
どのような良い面があるのか)」
を伝えることです。
自分のコントロール内にあって、
自分が影響を与えることのできる範囲に集中すると、
より力は発揮されやすくなり、
不安も軽減されるんですね。
もっと「こんなこともあるよ!」など
プラスあるいはシェアしてみたいことがあれば、
以下にコメントしてください。
ぜひご意見をお聞かせくださいね。
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