もうダメだと絶望した日もあったけど、今はとても幸せです。うつや人格障害、愛と美と自己実現も。生きづらさが豊かさになるカウンセリングサロン
ユングの論考では「悟りの十字線」が1枚目にして描かれていると述べています。
中央にあるのが、錬金術師たちいわく「メルクリウスの泉」。コンコンとわきいづる命の泉です。
この泉の中で、独自世界をまとめて、人生を手中に収めて実らせることを、人は夢見ています・・・。
しかしながら「幻想」を見極めることができないため、無意識に泉の外(自分の外の世界)に「自分らしさ」を溢れさせることをくりかえし、「私らしく生きたいのに生きられない」苦しみをへめぐる、と教えてくれています。
溢れさせているものは・・・。太陽と月の対立物や蛇に見る<忌み嫌うもの>。分裂を意味する最小の数字「4」個の星。6つの惑星。男性性原理を意味する3本の蛇口etc.自己の世界をいいも悪いも含めて「外部の人々や物事の持ち物」として投影を繰り返します。
<泉の外>とは、自分の外の世界のこと。家族、友人を含めて”あの人”。
出来事・物事・他人の生き方に揺さぶられて起こる “気持ち”。
「自分の外の世界」に映し出されるものは、元来「自分の問題」ですが、多くは「相手の問題」にすり替えて、自己から切り離されてしまいます。
そのために「自分が自分になることのできない」悲哀を抱えて生きることになってしまう、というわけです。
本質的には・・・。この絵に投げ込まれた「エッセンス」は「材料」です。元来、泉の外ではなく、「中」で練磨させ、自己の特質として馴染ませ、成長を待ちたい「個性」の「因果」である、というわけです。
○ 自分は「誠に細かい人間」と自省。(2ミリずつ色を塗り替える点描画で6時間かかった)
□ 太陽:亡くなった兄
△月:殻を明るく(オレンジ色)に装いつつ、内面ブルー
○ 無意識に「他者」に対し、自分と同じ「細かさ」を期待していたり、求めていたりする傾向。
>それは、私自身の世界観からくる「捉え方・ものの見え方」にすぎないと、わかりました。<自分にとって自然なこと>を「他者」に求めたり、期待したりしても、得ることはできないし、相手からすれば、トンチンカンな世界観の押し付けです。
ごく当たり前のこととして、頭ではわかっていたつもりでも、腹落ちはしていなかったようです。
視覚を通じて、深い一体感を伴って初めて、納得したのでした。
>このことから「他者」が自分と異なる反応をしても「え?どうしてこれがわからないの?」と驚くことはなくなりました。(30代前半にはよく感じていたことでした)。
□ 永遠の魂の伴侶のイメージとしてーーー会ったこともないーーー母の水子である兄」がついて回っていることは20代の頃から感じていました。「絵の意味を全く理解せず、闇雲に感覚的に色を選んだだけ」なのに、「魂の伴侶」を意味する「太陽」の部分に、「死者・兄」のイメージを描いたことに驚きました。そんなにも私の魂は、「死者・兄」の性質の統合を求めているとは! 改めて向き合う覚悟を決めた、初めの一歩でした。
△ 女性の場合、認知している自分が「月」に現れます。私の場合、「月」が「太陽」のようなオレンジ色を表面に纏っています。普段、私が、明るさの鎧で、内面の憂鬱さや哀しみ(ブルー)を実は隠しているのだなと、わかりました。
○ 「人は自分ほどには細かくない。「細かさ」を自分の個性として認識することにしました。「細かさ」を活かして、人にできることをしていくことが、自分の運を上げてくれるものとして、引き受けました。
>大雑把でのんびりとした性質もあるために、「細かい」という自己認識はありませんでした。他人から「ガラスのように繊細」と言われても「何のことを言っているのか?」とピンと来なかった時代は随分と長かったのですが。
>「細かい」と人に引かれるかも?ーーーそういう考え方もありますが、この絵に現れたのは、<見失われた自分らしさ>です。<細かさ>を<ウリ>にした方が、むしろ「吉」と教えてくれています。他者と差別化した、個性の道になります。「生き方の方針」が設定されました。
□ 現実で、異性と関わるときには、「死者・兄」の面影が投影されている可能性を意識するようになりました。そうすることで、相手に気持ちが過剰に入りすぎることをコントロールしやすくなりました。覚めた目で、異性との関係を見守ることができるようになりました。私の場合、「死」のテーマが介在しているから、ことさら用心しました。感情のない、<死のような世界から異性を見つめること>が、結果的に「関係性を守る」うえで、マストと読み解けるからです。恋慕の情にうつつを抜かし、自分を失えば、その関係が死のふちに追いやられる、と共時的に見つめるのです。
△ 月は月らしくあればいいので・・・。過剰に自ら「明るさの鎧」を身につけることをやめました。「月らしく」、内なる「ブルー」を口にすることも自然にできるようになりました。自然体でいい、と許可をおろしました。
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