夫婦、恋人同士、親子、兄弟姉妹、友人同士。
大切な人とのすれ違いや葛藤をひもといて
両者にとって建設的な方向性を見つけ出すための、カウンセリングです。
専門的なトレーニングを受けていない場合、
自分の世界観の外に出て、相手の世界観をかみくだいて、
【言葉】の向こうにある<本心>によりそい、その意図を受け止め・引き受けていくことは
なかなかできることではありません。
似たような世界観を所有している方同士であれば、自然に話し合うこともできますが
愛情や愛着は覚えるものの、話し合いが並行線をくりかえす場合というのは、
【言葉】というカーテンによって、相手の<本心>と向き合うことができていないときに起こるものです。
そもそも<本心>や<裸のこころ>というのは、当の本人であってもつかまえるのが難しかったりします。(日頃から、瞑想を重ねている方はそうとも限りませんが)
おおむね、本人もよくわからないけど、「それは違う」ということだけはハッキリしていて、
いぶかしがったり、ごねたり、ぐずったり、反論したり、反発したり、押し黙ったり、というのが常です。
言葉を駆使して、自分と異なる世界観の相手にも理解されるような表現のできるレベルは
センスとアウェアネスがいります。
心技体が、ひとつの匠みの境地とされるわけでもあります。
そこで、カップルカウンセリングでは、おふたりの言い分や立場に耳を傾けながら
おふたりそれぞれのプロセスがいまどのようになっているのかについて
専門的なアドバイスも交えて、ナビゲーションします。
そして、おふたりそれぞれ異なる世界観のもの同士が、
いかに建設的な関係を築くことができるのか、話し合いを重ねます。
ふたりで話し合うと、こころない傷つけあいとエゴのぶつけあい、そして繰り返される並行線であることが多々ですが、
カウンセラーは、おふたりの立場をそれぞれに守ることを主眼におきながら
同時に、おふたりの関係性を守る構造とは何かを注視して、
お話しを深堀しながら、バランスポイントを見つけ出します。